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【不要不急?】小児科外来、空いてます!【開店ガラガラ】

< 小児科を受診される患者さま並びに保護者の皆様へ >

・お子さんの病気は不要不急のことも多いのですが、不要不急かは「診てみないとわからない」のもお子さんの病気の特徴です。その意味では、お子さんの病気は不要不急ではないとも言えます。
・当たり前ですが、新型コロナウイルス感染症だけが病気ではありません。新型コロナを心配するあまり、他の大事な病気を見逃したり、受診を控えるようでは本末転倒です。
・当院も含め、全国の医療機関は徹底した(正直ちょっと過剰すぎると思うぐらい)新型コロナウイルス感染対策を行っています。お子さんが辛そうなとき、苦しそうなとき、保護者様のご心配が強い場合は、新型コロナウイルスを心配せずに遠慮無く受診して下さい。
・気管支喘息などの慢性疾患の定期管理は、不要不急ではありません。原則としてきっちり受診して頂くのをお勧めしますが、どうしてもご心配な場合はオンラインや電話再診なども上手く利用し、管理が途切れないようにしましょう。
・ワクチンや健診は、不要不急ではありません。時期を逃さず、しっかり受けて下さい。


(↓ 上記をお読みいただければ、以下愚痴みたいなモノですので、時間がない方は読み飛ばして頂いて結構です?!?)


緊急事態宣言の真っ最中です。

不要不急の外出を控えるように、とのことですが、

不要不急じゃない、まさに要で急を要するのはなんて言うんでしょう?

有要有急? 要急?

頭をひねって0.05秒ほど考えてみましたが、よく分からないので誰か教えて下さい。


と言うわけで(どんなわけだか)、非常事態宣言による外出自粛、

さらには休校や清潔意識の向上なども相まった事による流行病の激減、

発熱・カゼ症状の患者さんがいる上、3密になりそうな待合室を避ける傾向、などもあり、

一般の病院・診療所は、患者さんが激減し、どこもかしこもガラガラ状態です。


特に小児科はその傾向が顕著で、今回の新型コロナの影響を最も受けたと言われています。


そりゃ、緊急事態宣言なんてものが出されている状況なわけですから、

患者さんの数が減らなきゃおかしいですよ。

逆に、普段通りワサワサ患者さんが来ていたら、緊急事態って一体何だろべ?という話になります。

国全体で自粛して頑張っているところですから、その中で医療機関だけ変わらず、

と言うわけにいかないのは勿論承知の上です。


そんななか、患者数の激減した小児科外来を見て、小児科の外来なんてもともと殆ど不要不急、

などと、したり顔で言う方々もいらっしゃいます。


まあ、確かにそうかもしれません。小児科の外来なんて、殆どの患者さんは不要不急。

じゃあ、不要不急である、って、誰がどう決めるのでしょうか?


小児科の特徴は、多くの患者さんが不要不急のなか、その中にパラパラと

「要急」(?)「有要有急」(?)の患者さんが紛れ込んでいることです。

不要不急と要急の患者さんを見分けるのが、一次の小児科外来の一番大事な仕事の一つです。


なので、ぶっちゃけて言うと、

まあ不要不急だと思うけど、診てみらんと分からんね

と言うのが小児科外来です。

不要不急である、っていうのは、受診した結果としてお医者さんが決めるんすよ(偉そう)。

「不要不急である」というより、「不要不急でしたね、良かったですね」と言うことです。


また、病院に受診する患者さん達には、色々なニーズがあります。

当たり前ですけど、不要不急の受診のかたもたくさんいらっしゃるわけです。


内科のご老人でも、不要不急だけど何となく医者の顔見て安心したい、とか、立派な受診目的。

医者の顔診てちょっと安心した、って、考えたら、とっても大事な仕事だと思うんすけど。違う?

小児科だろうが内科だろうがその他の科であろうが、

不要不急だけどご相談したいとか、医者に診てもらって安心したいとか、

薬だけ欲しいとかの患者さんもいらっしゃれば、

あるいはグレードの差こそあれ、グレーゾーン、要急と不要不急の中間レベルという方々もいらっしゃるでしょう。

しかも、不要不急だけど何となく、の受診の中にも、実は要急だった、と言う方も必ず紛れ込んできます。


不要不急の外出と一緒に、不要不急の受診も控えていただかなければなりません。

でも、本当に不要不急ですか?

本当に、新型コロナの方が大事ですか?


ご心配な場合は、遠慮なく受診されてください。

今なら、相談事のある方なども、幸か不幸か空いていますので、比較的ゆっくりとご対応できると思います。

物資不足の中で悪戦苦闘しつつではありますが、過剰なぐらいの感染予防策を取りながらお待ちしております。


舌下免疫療法を開始します

 6月より、スギ花粉症、ダニによるアレルギー性鼻炎に対する、舌下免疫療法を開始いたします。治療をご希望の方は下記の記事をよくお読みになったうえで、当院にご相談下さい。

舌下免疫療法とは
 アレルギーの原因物質(アレルゲン)を長期間にわたり少量ずつ投与することで体を慣らし、アレルギー反応を起こしにくくする治療法(アレルゲン免疫療法、減感作療法)の一つです。症状を抑えるだけのお薬とは異なり、症状の改善だけでなく根本的な体質改善(根治)も期待できます。
 これまでに行われてきたアレルゲン免疫療法は、注射による皮下免疫療法が主流でした。頻回な通院が必要で、注射の痛みもあり、お子さんが気軽に行える治療法ではありませんでした。
 舌下免疫療法は、この注射による皮下免疫療法を改善した新しい治療法です。アレルゲンを注射ではなくベロの下に投与することで、痛みもなくご家庭で手軽に行えます。皮下免疫療法とほぼ同等の効果が期待できるうえ、重篤な副作用も皮下免疫療法に比べて少ないとされています。
 現在、国内ではスギ花粉症と、ダニによるアレルギー性鼻炎に対しての治療薬が認可されています。

舌下免疫療法の特徴
・舌下免疫療法は一般的な症状を抑える治療と異なり、アレルゲンに対する免疫反応そのものを改善しますので、根治の可能性があります。8割方は何らかの効果があり、さらに根治する方は2割程度とされています。
・鼻炎症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)だけでなく、目の症状や皮膚のかゆみにも効果があります。
・完全に症状が消失しなくても、使用する薬の量を減らすことができたり、内服期間を短縮することができる可能性があります。
・治療終了後も効果が持続する可能性があります。
・舌下免疫療法を受けたかたは、免疫の過剰反応が抑えられるため、今後他のアレルゲンに対するアレルギーを発症する可能性が低くなります。
・デメリットとしては、治療期間が長い(3~5年)こと、即効性は無いこと、全ての患者さんに効果があるわけでは無いこと(2割ほどは無効)等があげられます。また、スギ花粉症の舌下免疫療法は、スギ花粉の飛散期には投与開始できません。

治療の対象となるかた
・5歳以上のスギ花粉症、ダニアレルゲンによるアレルギー性鼻炎患者
 舌下投与(舌下への保持)が不可能な場合は対象外です。用法用量および医師の指示を守り、毎日きちんと内服が可能な方に限ります。また、少なくとも月に1回の受診が必要です。オンラインでの受診も可能ですが、少なくとも3か月に1回は対面診察(実際にご来院頂く)が必要です。

治療の対象とならないかた
・病因アレルゲンがスギ花粉・ダニでない方
・重症の気管支喘息患者
・悪性腫瘍又は免疫系の全身性疾患(膠原病や免疫不全症など)のある患者
・治療開始時に妊娠中・授乳中のかた
・非選択的ベータ遮断薬(高血圧等に使用)使用中のかた
※なお、当院での治療は、原則として小児を対象とさせて頂きます。子どもと一緒に治療したい、等のご希望がある保護者様はご相談下さい。

治療の流れ(スギ花粉症の場合)
1.問診・診察・検査
 治療が可能か、問診・診察および検査を行います。
 検査でスギ花粉症と確定診断する事が必須となります。血液検査で確認いたします。
 2~3年以内に行ったアレルギー検査の結果をお持ちいただいても構いません。
2.治療説明
 検査結果などを元に治療が可能と判断されれば、アレルゲン免疫療法の特徴・治療スケジュール・服用方法・起こりうる副作用等を説明いたします。その上で、治療を受ける意思を確認いたします。
3.初回投与(治療1日目)
 治療を受けることに同意頂ければ、院内で初回の投与を行います。
 シダキュア2,000JAU錠を1錠、舌下(舌の裏)に投与します。すぐに唾液で溶けて無くなりますが、唾液はすぐに飲み込まず1分間保持し、その後に飲み込みます。初回投与後30分間は、副作用が生じないか院内で安静にし様子を見ます。
 問題が無ければ翌日より、自宅で服用して頂きます。
 ※スギ花粉の飛散期は体の過敏性が高まっており、この時期を避けて治療を開始する必要があります(6月~遅くとも12月まで)。
4.治療2~7日目
 シダキュア2,000JAU錠を1日1回服用します。万が一の副作用の可能性を考慮し、日中かつご家族のいらっしゃる時間帯に服用して下さい。
 薬は唾液ですぐに溶けて無くなりますが、すぐに飲み込まず1分間保持し、その後に飲み込みます。飲み込んだあとの5分間は、うがいや飲食を控えます。また、服用後2時間は激しい運動、入浴などは避けて下さい。
5.治療8日目(増量)
 家庭での増量も可能ですが、当院では原則として治療開始1週間で再度ご来院頂き、院内で増量投与を行います。
 シダキュア5,000JAU錠を1錠、舌下に投与します。初回投与と同様に院内で経過観察し、問題が無ければ翌日より自宅で服用して頂きます。
6.治療9日目以降~
 シダキュア5,000JAU錠を1日1回服用します。万が一の副作用の可能性を考慮し、日中かつご家族のいらっしゃる時間帯に服用して下さい。
 薬は唾液ですぐに溶けて無くなりますが、すぐに飲み込まず1分間保持し、その後に飲み込みます。飲み込んだあとの5分間は、うがいや飲食を控えます。また、服用後2時間は激しい運動、入浴などは避けて下さい。
7.定期受診
 少なくとも月1回の受診が必要です。用法・用量が守られているかどうか、体調や投与部位の状態、副作用の有無などを確認し、治療続行の可否を判断します。オンラインでの受診も可能ですが、少なくとも3か月に1回は対面診察(実際にご来院頂く)が必要です。
 効果が出るまでに少なくとも数か月は必要です。治療開始後2シーズン目のスギ花粉飛散時期での効果を確認し、有効であれば計4~5年間の治療をお勧めします。

舌下免疫療法の副作用
・口の中の痒み、腫れ・口内炎・不快感、耳の痒み等の軽微な副作用はわりと高頻度(1~2割)に、特に服用開始後初期(約1か月)に多く見られます。治療を要さない場合がほとんどですが、念のため下記の強い副反応に進展しないか、2時間程度はよくご様子を見て下さい。
・極めてマレですが、強いアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こすことがあります。発疹・じんま疹などの皮膚症状、咳やゼイゼイするなどの呼吸器症状、嘔吐・腹痛などの腹部症状、その他めまい、耳鳴り、気分が悪いなどの症状があれば直ぐに病院に連絡して下さい。

以下の場合は服用の可否を医師にご相談下さい
・喘息発作時、気管支喘息の症状が激しいとき
・急性感染症罹患時や体調が悪いとき
・抜歯後等の口の中の処置後、または口の中に傷や炎症がある時

舌下免疫療法についてさらに詳しくお知りになりたいかたは、鳥居薬品の患者さまむけページ(トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ)ならびにシオノギ製薬の患者様向けページ(ダニによるアレルギー性鼻炎に関する情報サイト)をご覧下さい。


オンライン診療を開始します

4月22日(水)より、オンライン診療を開始いたします。

 オンライン診療システム「curon(クロン)」を用いて行います。診察には、スマートフォン及びクレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners club)が必要になります。パソコン、タブレットには対応しておりません。
 なお、保険診療の費用に加え、受診1回につき、アプリ使用料330円+通信器機利用料(保険外併用療養費)500円=830円(税込)がかかります(保険診療自己負担0割の方でも、受診毎に830円をご負担いただきます)。あらかじめご了承下さい。

☆ オンライン診療のデメリットについて ☆
 オンライン診療では触診や聴診などが出来ず、採血等の検査も当然不可能です。また、モニター越しですので、顔色や雰囲気など(←これを判断するのが、一般小児科医の一番大事なところと言っても過言ではありません!)も、対面診療のように把握することは極めて困難と考えられます。対面診療と比べ、医師が得られる情報はかなり限られたものになります。このようなデメリットもあることを十分ご理解頂いた上で、オンライン診療をご利用下さい。
 なお、オンライン診療を行う都度、オンライン診療の可否を医師が判断いたします。対面診察が必要と判断された場合、オンライン診療は行わずに対面診察や他の医療機関への受診を指示いたしますので、あらかじめご了承下さい。

☆ 対象患者 ☆
当院受診歴のない方はご利用になれません!
 本来は、慢性疾患の定期的フォローアップで、かつ院長がオンライン診療可能と判断した患者様のみが対象となりますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための時限的措置として、当面の間は以下の通り対応させて頂きます。
(1)再診外来(フォローアップ外来)
 気管支喘息、アレルギー性鼻炎、便秘、アトピー性皮膚炎・乾燥肌、夜尿症等、当院で定期的にフォローアップ中の患者様で、定期的な処方が必要だが、大きな変わりがなく安定して経過している方が対象となります。
(通常は、処方は1か月分が基本で、少なくとも3か月に1回は対面による診療が必要となります。現在の制度では細かな制約が多く、オンライン診療が可能かは患者様によってかなり異なります。新型コロナ対策の時限的措置期間終了後は、原則として院長の許可が必要となりますので、ご確認のうえご利用をお願いいたします)
(2)軽い風邪症状の方(期間限定:新型コロナウイルス感染症拡大防止のための時限的措置)(注:新型コロナ特例の終了により、令和5年8月以降はご利用になれません)
 軽い感冒症状の方のみが対象です。原則として処方は上限7日分までとなります。
 いち小児科医の立場からは、原則として対面の受診をお勧めしますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため時限的に受付可能といたします。
 当院かかりつけの方に限ります。当院受診歴のない方、受診歴があっても1年以上当院受診歴のない方、ワクチン接種のみの方などは対象外とさせていただきます(※)。また、明らかに強い症状のある場合や患者様の状態等により、対面での診察や、他病院の受診、帰国者・接触者相談センターへの相談などをお願い場合もございます。あらかじめご了承下さい。
(※)ご本人のご兄弟が当院かかりつけで、ご本人がワクチン接種なども含め1回以上の当院受診歴がある場合も可とします。

☆ 実際の手順 ☆
①Google PlayまたはApp Storeより「クロン」アプリをダウンロードし、アカウントを作成して下さい。
②クロンアプリに、当院を登録してください。当院の医療機関コードは「3035」です。患者様が承認されるまで数日を要する場合もございますので、事前に余裕をもってのご登録をお願いいたします。当院での承認作業が終わると、「前回受診日」・「前回の処方」・「次回の診察メニュー」などの情報が送られてくると思いますが、当院の運用上都合の良いように処理しておりますので、正確さなどはあまり気にしなくて結構です。
※アプリのインストール、クリニックの登録には、料金はかかりません。
※同じスマホからご兄弟を登録される場合は、「+ 医療機関を追加」から「3035」を再度入力し、「受診者情報選択」画面のプルダウンメニューより「新規登録」を選択し、登録作業を行ってください。
③ご希望日時の予約をお取りいただきます。従来のi-Call(Web予約システム)との連携はありませんので、オンライン診療をご希望の場合はi-Callの予約は不要です。4時間前まで受付、日時変更が可能です。
④チャット形式で自動的に問診が送られますので、事前にご回答下さい。
 問診票はフォローアップ外来の方も、感冒症状の方も同じものです。
 感冒症状の方は、
 「前回の診察を受けてから、お変わりないでしょうか?」に、「いいえ」
 「気になること、医師に相談したいことがあればご記入ください」に、
   具体的な症状のご記入をお願いいたします。
⑤予約のお時間になりましたら、プライバシーが確保される場所で待機をお願いいたします。当院からスマートフォンへ発信いたします。スマホを介してビデオ通話での診察を行います。ビデオ通話開始時に、保険証ならびに乳児医療証・川崎市小児ぜんそく医療証・療育手帳などの医療証と、運転免許証など保護者様の顔写真付本人確認書類の確認が必要となりますので、ご準備をお願いいたします。他患者の診察等の状況により遅れる場合もありますので、あらかじめご了承下さい。
⑥診察後の請求料金は、あらかじめご登録頂いたクレジットカードで自動決済されます。
処方せんをかかりつけ薬局にFAXいたします。お薬はその薬局に取りに行って下さい(薬局によってはお薬の配達や、電話や情報通信器機による服薬指導が可能な場合もあります)。


【新型コロナウイルス対策】当院の新型コロナウイルス感染予防対策について:令和5年7月改訂

令和5年12月1日(金)より
下記(1):「フォロー外来」と「一般外来(感染症外来)」の時間的分離は終了とし、コロナ禍前と同様のご予約順の診療とさせて頂きます。
なお、待機場所の指定、入室人数制限、必要に応じた個人防護具の装着等の感染対策は、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザをはじめとする各種感染予防策として、可能な限り続行いたします。引き続き患者様方のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和5年7月~
すでに新型コロナウイルスは5類の分類となっておりますが、インフルエンザやその他の感染症も含めた対策として、以下の対応を続行しております。何卒ご理解、ご協力を賜りますようお願いいたします。

<待合室がご心配な方々へ>
現在、下記の通り待合室への入室人数を制限しております。
そもそも、川崎市内としてはかなり広めで余裕のある待合室ですし、
その中で、スタッフが患者様の状態や動線を考慮し、適切な待機場所をご用意しております。
お車での待機も可能です!
子母口クリニックモールとして、患者様用に計27台分の駐車場を用意しておりますので、
待合室がどうしても心配な方は、お車でお越しいただければ車内での待機も可能です。
駐車場に到着されたら、お電話でご連絡頂ければ、
待合の状況を考慮し、診察直前でお呼びいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 患者様方に安心して受診していただけるよう、現在以下の通りの感染防止対策を行っております。新型コロナウイルス感染症の流行状況や、患者様の受診状況、三密回避等の社会情勢等をふまえ、今後も柔軟に対応してまいります。内容に変更がございましたら、ホームページや院内掲示等でその都度ご報告いたします。皆様にご迷惑、ご不便をおかけし申し訳ございませんが、何卒ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 なお、当院は神奈川県の「発熱診療等医療機関」(政府の呼称は「診療・検査医療機関」)として指定を受けております。

(1)診療時間を、①一般(感染症)外来と、②フォロー外来に分離しております
 現在、新型コロナウイルス感染予防のため、診察時間を一般外来(感染症外来)と、フォロー外来に分離いたしております。
・午前9:00~10:00 フォロー外来
・午前10:00~12:30 一般外来(感染症外来)
・午後15:00~16:00 乳幼児健診・予防接種(事前予約)
・午後16:00~17:00 フォロー外来
・午後17:00~18:30 一般外来(感染症外来)
①一般外来(感染症外来):発熱、咳、下痢、嘔吐などの症状のある(感染症が疑われる)かた
フォロー外来:気管支喘息、夜尿症、便秘、アレルギー性鼻炎、検査結果説明、発達相談などのフォローアップまたはご相談のかた
 ご予約は通常通りWeb予約をご利用になれますが、予約番号に関わらず該当のお時間内にご来院ください。急な症状等で時間外になる場合は、あらかじめお電話でご相談下さい。皆様にご迷惑、ご不便をおかけし申し訳ございませんが、何卒ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

(2)待合室の人数を制限いたします
 待合室へのご入室は、付き添いの方は可能な限り最小限の人数でお願いいたします。また、待合室内は最大4家族様までと致します(隔離室は除きます)。4家族を超える場合は、受付より携帯電話などでお呼びしますので、車内等でお待ち頂きます。また、他のご家族様とは出来るだけ離れてお待ちになり、マスク着用、手洗いの励行、咳エチケットの感染予防策に、ご理解とご協力をお願いいたします。

(3)診察室内への入室人数を制限いたします
 診察室へのご入室は、付き添いの方は可能な限り最小限の人数でお願いいたします。また、看護師や介助スタッフの入室も最小限とさせて頂きますので、診察時のお子様の固定など、保護者様にご協力をお願いすることが増えるかと存じます。ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。

(4)鼻腔・咽頭ぬぐい液の検体採取は、個人防護具を装着して行います
 鼻腔・咽頭から検体採取する迅速検査(インフルエンザ/溶連菌/アデノウイルス/RSウイルス/ヒトメタニューモウイルス/マイコプラズマ/新型コロナウイルス)が必要な場合、採取する医師、固定にあたる看護師とも帽子、ガウン、マスク、ゴーグル、フェイスシールド、手袋を装着のうえ検体採取に当たります。装具の装着にあたり、お待たせすることもございますので、ご理解の程お願いいたします。
 検体採取に際し、時間を要すると感染のリスクが高くなります。可能な限り速やかに採取を行いますので、お子様の固定など、保護者様のご協力をお願いいたします。
 なお、ガウンは紫外線(UV-C)殺菌ロッカーで消毒したものを使用いたしております。
 
(5)下記の感染予防策を徹底しております
Care222を導入しました!(2020年10月8日~)
 新型コロナウイルスをはじめとする院内感染予防策の一環として、人体に安全で有人環境での使用が可能な222nm紫外線殺菌用光源「Care222」(ウシオ電機製U3ユニット)を、院内に6台(固定5台、可動式1台)導入(※)致しました。これまでの院内感染予防策の徹底に加え、現在世界的に注目されている最新技術「Care222」を積極的に活用し、皆様が安心して受診できる体制の確保に努めて参ります。なお、Care222の人体に対する安全性は十分確認されておりますが、当院では念のため(「紫外線」という名称に心理的抵抗感がある方もいらっしゃる可能性等を考慮しまして)、人感センサーを使用し人がいないときのみ照射を行う設定としております。
Care222に関しては、こちら(ウシオ電機のHP)及びこちら(販売代理店ダルトンのHP)をご覧ください。
Care222の新型コロナウイルスに対する有効性に関してはこちら(広島大学のHP)をご覧ください。
(※)ウシオ電機HPのニュースに、加賀市医療センターがCare222を30台導入したとの記事(2020/10/8)が掲載されています。約25の診療科を有する300床の大病院が30台、当院は小さな無床診療所で6台ですから、当院の導入実績がどれだけ凄いか(笑)わかると思います。
接触感染予防のため、待合室の書籍類を撤去しております
 当院の猫関連の本等を楽しみにされていた方も多いかと存じますが、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。
定期的に、また必要に応じて清拭・消毒を行います
 作業に伴いお待ちいただくこともございますので、何卒ご了承ください。
エアロゾル感染防止のため、院内での吸入療法・吸引を中止しております
 喘息発作時などにも吸入が施行できず、大変申し訳なく思っております。何卒ご理解、ご容赦くださいますようお願いいたします。
空気清浄機計6台をフル稼働(診療時間中、最強度で運転)しております
 ①次亜塩素酸空間清浄機ジアイーノ F-JDL50(パナソニック製)、②次亜塩素酸空間清浄機ジアイーノ F-MV3000(パナソニック製)、③空間除菌消臭装置エアロピュア(深紫外線LED使用、日機装製)、④ストリーマ空気清浄機クリアフォースZ MCZ70P-W(ダイキン工業製)、⑤⑥UVストリーマ空気清浄機ACB50X-S(ダイキン工業製)2台、の計6台を、診察時間中最強運転しております。
接触感染予防のため、会計窓口では可能な限り電子マネーをご利用下さい
 AirPAY、AirPAY QRを導入しております。クレジットカード:Visa / Mastercard / UnionPay(銀聯) / JCB / American Express / Diners、交通系電子マネーKitaca / Suica / PASMO / TOICA / manaca / ICOCA / SUGOCA / nimoca / はやかけん、QUICPayQRコード決済:ALIPAY / WeChat Pay / Unionpay / d払い / PayPay / LINE Pay / au Pay、クレジットカードタッチ決裁(NFC)Visa / Mastercard / JCB / American Express、のご利用が可能です。
スタッフ全員マスク着用、手指衛生徹底
 新型コロナと関係なく、普段から徹底しております。かかりつけの患者様方は、院長が普段から頻繁に手指消毒をくり返しているのを、良くご存じだと思います。なお、結膜からの感染予防のため、眼鏡を着用していないスタッフはゴーグルを着用します。
換気のため入り口ドア等の開放
 CO2モニター(カスタム製CO2-M1)を使用し、換気状況を常時モニタリングしております。

 地域の小児一次医療体制維持のため、今後も可能な限りの診療体制維持に努めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。


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3月29日(日)は臨時休診といたします ~サージカルマスク、手指消毒用アルコールの不足に関して~

この度の新型コロナウイルスの騒動で、当院でもご多分にもれず、サージカルマスク、手指消毒用アルコールをはじめとする衛生資材が不足しています。

外出自粛による、一次医療機関の患者数が激減していることにより、現状では何とかやりくりしておりますが、今後このままの診療体制を維持できるか微妙な情勢となっております。

衛生資材の在庫および入荷状況と睨めっこしたうえ、焼け石に水程度ではありますが、3月29日(日)を休診とすることに致しました。

県知事から今週末の外出自粛要請が出ていることも併せましての、総合的な判断になります。



それにしても、今回の騒動での、医療機関における衛生資材の不足は全く理解できません。

まず、この度の新型コロナの騒動に関し、当院ではマスク、手指消毒用アルコールの発注を増やしたりしておりません。

普段とほとんど同じ発注量です。

新型コロナの騒ぎがあろうと無かろうと、普段から行っている感染防止策と、基本的に変わりはありません(※1)。

マスクは汚れた(と思った)ら新しい物と直ぐに交換するもの、手指消毒用アルコールは1つの操作毎の「前後に」しっかり使用する(※2)のが基本です。

普段から感染予防策をしっかり行っている医療機関であれば、来院患者さん用の消毒用アルコールを増やすなどでの多少の消費増はあるかもしれませんが、スタッフの使用量が増えるはずはありません。

ですので、新型コロナの騒ぎで、医療機関からの発注量が急増するはずがないですし、逆に急増するなら「普段ちゃんとやってないんじゃないの?」という疑問が出てきます。

また、マスクもアルコールも、当院で使用しているものは医療機関専用のもの、いわゆるプロユースの製品です。

一般市場での需要が逼迫したとしても、流通経路が全く異なりますので、プロユースの製品に全く影響はないはずです。

製品を作る原料、例えば消毒用アルコールならエタノールそのものが不足してる、とかの理由ならまだ分かりますが、そのような話は全く聞かれません。

医療に関わる仕事をしているという自覚のある、良心的な製造業者であれば、医療機関使用のプロユースの製品を優先して、余裕を持たせるよう製造するはずです。

公衆衛生的・倫理的な面からのみならず、(失礼な言い方をしますが、いわゆるニワカのユーザーではなく、)普段から大量に使用し安定的に購入している「優良顧客」である医療機関へ優先的に供給するのは、経営的な面からも当然かと思います。

なのに、なぜ医療機関むけの、プロユースの製品が不足するのか? 全く理解できません。


今回の騒動が落ちついたら、今後のためにも、「なぜプロユースの製品に不足が生じたのか?」、医療行政や医療経済等に関わる専門の方々に、よく検証して頂きたいと思っております。


当院でも、地域の一次医療の一端を担う医療機関として、できる限りの診療体制の維持に全力で努めて参ります。ただし、スタッフの手などを介して感染を拡大させるようなことがあっては本末転倒ですので、感染予防のために必要な操作はしっかりしないといけませんし、そのために必要な物品はしっかり使用しなければなりません。

そのあたりを見極めつつ、今後もできる限り皆様にご迷惑をおかけしないよう努力して参ります。今回の臨時休診は全くの不本意で苦渋の決断であり、何卒ご理解、ご容赦下さいますと幸いです。
今後もどうかよろしくお願いいたします。


(※1)手指接触表面からの感染予防として「書籍類を撤去」、エアロゾルによる感染予防として院内での吸入治療の中止(吸入器=人工的なエアロゾル発生装置)、といった策を講じておりますが、基本的なところは全くかわりありません。
(※2)かかりつけの患者様方には、院長が普段から頻繁に(慣れない人から見たら病的に思われるかもしれません、というぐらい)シュコシュコと手指アルコール消毒をくり返しているのを良くおわかりだと思います。
プロフィール

かわかみあきひろ

Author:かわかみあきひろ
川崎市高津区子母口497-2子母口クリニックモール2階
かわかみ小児科クリニック
小児科・アレルギー科
院長  川上 章弘

詳しいプロフィールについては、
かわかみ小児科クリニック公式HPの院長紹介
をご覧ください。

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